
2025年(令和7年)7月7日。
ダイセー倉庫運輸の新しい物流拠点である
小牧第3物流センター
Just Intelligence Logistics Plaza
(通称:JILP(ジルプ))」が竣工。
JILPには、主に2つの特長があります。
近年、ポリマー品の多くが国内から海外へ生産がシフトされており、入庫は大型トラックやトレーラーから海上コンテナに切り替わっていきました。
従来の設備では海上コンテナの受け入れを考慮していない倉庫が多く、ダイセー倉庫運輸にも同じことが言える現状でした。
その為、コンテナを受け入れられる数に限りがありましたが、小牧第3物流センター(JILP)では、6基のドックレベラーを設置しており、海上コンテナに特化したセンターとなっています。
これにより、海上コンテナが12台同時の接車が可能で、近年のポリマー品の生産にあわせ、生産性を大きく上げることが可能となりました。
近年、ゲリラ豪雨や暑すぎる気温など天候の変化が著しく、時期によっては、屋外での荷役作業を今まで通りに行うことが難しくなりました。
小牧第3物流センター(JILP)では荷役作業はセンター内で行うことができ、大切な製品や働くクルーへ配慮した積み下ろしが可能です。
パレット数 | 1階 | 2階 | 合計 |
---|---|---|---|
14型 | 832PL | 9,492PL | 10,324PL |
11型 | 1,056PL | 4,296PL | 5,352PL |
建物 延床面積 |
1階 床面積 |
2階 床面積 |
建物 高さ |
最高軒 高さ |
---|---|---|---|---|
9,523.7坪 | 4,887.4坪 | 4,636.3坪 | 17.06m | 15.35m |
倉庫内の1階は積み下ろし中心ですが、2階は保管・ピッキングが中心です。
2階には、全面に移動ラックシステムを設備しています。
移動ラックシステムは、製品の安全品質はもちろんのこと、人が関わる工数を抑えることができ、ピッキング作業の生産性向上・安全品質向上にも一役買っています。
この移動ラックでは、最大15,676パレット分の製品を配置することができ、ダイセー倉庫運輸の中で一番多くの移動ラックを設備したセンターになっています。
DC出力 (パネル) |
AC出力 (パワコン) |
年間発電量 予測値 |
年間消費 電力量(推定) |
---|---|---|---|
1,744kW | 1,000kW | 2,126,200kWh | 619,374kWh |
自家消費発電量 | 施設の再エネ率 | 年間原油換算削減量 | 年間二酸化炭素削減量 |
340,244kWh | 55% | 87,443(ℓ) | 146(t-CO2) |
DC出力(パネル) | AC出力(パワコン) |
---|---|
1,744kW | 1,000kW |
年間発電量予測値 | 年間消費電力量(推定) |
2,126,200kWh | 619,374kWh |
自家消費発電量 | 施設の再エネ率 |
340,244kWh | 55% |
年間原油換算削減量 | 年間二酸化炭素削減量 |
87,443(ℓ) | 146(t-CO2) |
小牧第3物流センター(JILP)は再生可能エネルギーの活用にも力を入れています。
屋上には、年間212万キロワットの発電が可能な太陽光パネルを設置しており、JILP内で使用する電力の約55%を再生エネルギーを利用します。
これにより、年間146トンのCO2の削減の実現を可能としています。
さらに余剰電力は、小売電気事業者を通じて、電力市場で売買を行い、将来的には、JILP内での使用量に合わせた、炭素クレジットの受け渡しも実現したいと考えています。
センターの入り口に鎮座するこの水墨画は、ダイセー倉庫運輸の50周年に作りました「夢勁龍」です。
作者は岩倉市にお住まいの山田大作先生、御年91歳です。
この「夢勁龍」には、センターの守り神として玄関に鎮座していただき、ダイセー倉庫運輸は、2074年の設立100周年を目指していきます。
ダイセー倉庫運輸は、小牧第3物流センター(JILP)を加え、時代の変化にあわせて、これまでの経験をもとに変えねばならないことと変えてはいけないことを見極めて、ダイセー倉庫運輸の理念である、
「朝起きたらすぐ行きたくなる会社を作りましょう!明るく!楽しく!そして逞しく!」
を胸に
ジャスト便全体の「取扱数量の確保」と「大切な製品の安全と品質の向上」「働く人・クルーの安全」「生産性の向上」、そしてこれからの物流環境を考えた新しいジャスト便として、全社員・全クルー一丸となり、お客様に貢献してまいります。