ダイセーで働く女性社員

ダイセーで働く女性社員

ゆとりを持ってミス防ぐ | ダイセー倉庫運輸 日馬英子さん

「特に不安もなく、やってみようと思いました。居心地の良い会社だと思います」と語るのは、ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の日馬英子(くさまえいこ)さん。20年前に女性ドライバーとして入社。現在、六人いる女性ドライバーのうちの一人で、よく笑い、気負わない性格の持ち主だ。
朝は会社を午前6時30分に出発。樹脂を扱い、7トンウィング車に乗務する。「ときには重い商品を担ぐときもありますが、若いときから扱っており、コツがあるから大丈夫です」とこともなげだ。
ドライバーとして20年の経験で、印象に残っているのは昨年夏の「木金休み」。「曜日の感覚を忘れそうで苦労しましたが、今思い出すと、みんな良くやったなあと思います」と振り返る。
業務中はヒヤリとすることもある。「自転車とお年寄りは、いつ飛び出してくるかわからない。高齢ドライバーの方も気を付けてほしいです」というが、「お年寄りにしてみれば、トラックの方が怖いに決まっていますから」と、相手の立場を十分に理解しながら事故防止の意識を保っている。
仕事はミスしないためにチェックを入念にすることを心がけている。「あとで手間暇かけるより、その場でしっかり点検します。荷物の個数は間違えないよう、万一に備え、時間をかけます」とプロ意識を見せる。「事故を起こさないためにも、仕事でミスしないためにも、ゆとりが大切です」と、常に余裕を持つよう心掛けている。
家に戻ると、かわいい猫二匹が待っている。いずれも拾ってきたネコだ。一日中見ていても飽きないほどの猫好きで、疲れも忘れてしまう。
そんな日馬さんを支えているのは朝食。「ごはんを食べるのも仕事ですから」と笑う。前の晩に、味噌汁とごはんを準備しておく。午前4時に起床し、「ゆとり」を持って朝食をとり、出勤する。「すてきな味噌汁」が、仕事の原動力でもある。

3PLチーム紅一点で活躍 | ダイセー倉庫運輸 伊藤優子さん

「将来は、一つの大きな事業部門にしていくのが夢です」と語る、ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)アセット第二事業部門3PLチームの伊藤優子ユニットリーダー。国内・海外メーカーの消費財を日本全国の倉庫でストックし、時には荷主とユーザーや商社を仲介し納品する。ダイセー3PLチーム5人の中で紅一点だ。
「ここでは何でも扱えます」と、新規開拓部門の最先端で働く。主に商品に合った倉庫や車両を探し、委託し業務管理を行う。前身はフロンティア事業部で、08年に3PLチームとして設置された。「お客様の需要に対し、どこまで応えられるか」が勝負だ。
入社16年目で、初めはドライバーとして入社した。しかし入社2年後、交通事故に遭い、後遺症に悩まされた。上司に退社を相談したところ、新しくリサイクル部門が立ち上がったばかりで「事務職をやらないか」と誘われ、リサイクル部門に転属された。
そこには、現在の社長である吉田専務が待っていた。吉田氏はアパレル業界で”営業の権化”と異名を持っていたこともあり、「オレの後ろ姿を見て勉強しろ」と仕込まれた。雨の中、スーツ姿で二人で産廃を分別したこともある。「吉田社長からは営業のノウハウを学びました。厳しいだけではなく、時には冗談で笑わせてくれ、楽しかった」と振り返る。
現在は月に1、2回は関東、関西、九州方面へ出張。「仕事で感じるのは、お客様は品質を重要視しています。お客様に選ばれる会社にならなければと強く思います」と語る。そのためにも、「お客様と外注協力会社とのニーズのズレをうまく伝えていくのが私の仕事。コミュニケーションが大切で、上司ともよく話し合います」と、自分のポジションをしっかり自覚している。
北名古屋市在住の7人家族。趣味は父から教わった釣りで、よく海釣りにも出かける。このほかコンサートに出かけたり、韓流ドラマや歌が好きでよく韓国へ旅行にも行くという。

お客様と現場の懸け橋 | ダイセー倉庫運輸 飯田怜子さん

「お客様からの問い合わせには、その日のうちにお答えするように心掛けています」と語るのは、ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の小牧第一物流センター倉庫部に勤務する飯田怜子さん。入社7年目を迎えた。
お客様からの依頼を電話で受け、伝票を作成して倉庫現場や輸送部にオーダーを伝える。お客様と直接のやり取りを行う最前線の仕事だ。「要請は確実に聞き、自分で判断できないことはセンター長に相談し、お客様の要望に応えていきたい」と意欲を語る。
お客様と現場の懸け橋となる仕事のため、双方の間で行き違いとなる場合もあり、仕事がいつもスムーズに流れているわけではない。急なオーダーを現場に伝える時には、「言葉を選んで、慎重に伝えるようにしています」と話す。「懸け橋」が「板挟み」になってしまわないよう、7年のキャリアならではの勝負どころでもある。
入社時は先輩の女子社員2人の下で仕事を教えてもらった。「電話はツーコール以内に取る。お茶を入れながらも常に動けるよう、気配りができるように心掛けました」と当時を振り返る。「すぐにでも実践で使えるように鍛えてもらいました」と笑う。
バリバリ仕事をこなす飯田さんだが、実は、高校時代のバイトがキャリアの土台になっている。高校入学と同時にファミリーレストランでバイトを始めた。そこで一般常識やあいさつなど、一通りの仕事の基礎をしっかり身につけることができた。その店は卒業時には閉店となってしまったが、バイト仲間とは今でも交流があるという。「たくさんの友人もできて、とても良い思い出になっています」と話す。
オフの時は旅行や友達と会って過ごしている。将来の夢はすてきな家庭を持つこと。「子どもがいて、ペット(犬)がいて、笑って生活しているのが夢です」と話してくれた。

「かっこいい」がきっかけ | ダイセー倉庫運輸 桑原真由美さん

「あこがれのトラックドライバーになることができた」と話すのは、ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の桑原真由美さん。「高校生の時、バイト先のガソリンスタンドで女性ドライバーを見て『かっこいい』と思った」ことがきっかけだった。
免許を取得して運送会社に就職。同社で働いて3年になる。「15年前に念願の大型免許も取得した」という桑原さん。「運転中は交通事故を起こさないことを第一に運転している」と話す。「相手が止まる前に自分から止まる。無理な運転をしないことが一番」と、安全運転が信条だとも話す。
「2人の子どもも免許を取得する年齢にまで成長した。これまで以上に安全運転に心がけていきたい」という。また、「子どもの運転するクルマに乗ることもあるが、そのときはつい口が出てしまう」と笑う。
プロドライバーとしてうれしかったことは「『ダイセーさん』ではなく、『桑原さん』と名前を呼ばれたこと」という。また、「いろいろな方にさまざまなことを教えていただいた。中でも『一手間を惜しまない』ことが大事。例えば、荷物にラップを巻く際もきちんとチェックして、ダメならやり直すこと。そうすることで、仕事がスムーズに進むことにつながる」という。「本当にやりがいのある仕事。ほとんどの対応をドライバー一人に任せていただける」と、プロドライバーであることに誇りを持っている。
「いまでは応援してくれているが、最初は危険な仕事だと父親からは強く反対された」という。「いまは大型に乗っている。好きな仕事なので幸せ。これからは女性もどんどんこの業界に入ってきて欲しい」という桑原さん。アウトドアが好きで、一人でドライブに行くことも多いという。
これからの目標は「交通事故をせず、少しでも長く働きたい」と話す。「子どもの就職も決まり、子どもと会社の話をする機会が増えた。なんだか新鮮」と笑う。

優しい先輩に囲まれて | ダイセー倉庫運輸 野國さん、水口さん

ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の倉庫部に勤める野國美礼さん(写真左)と水口華奈さん(同右)。入社して7年になる野國さんと入社半年の水口さんだが、野國さんは「うれしかったのは、上司に私のいいところと悪いところを指摘してもらったこと。悪いところはマイペースなところ。いいところはマイペースだからこそミスが少ないということでした。指摘されて『もっと頑張ろう』という気持ちになりました。先輩に支えられてきました」という。
水口さんは「入社する前にはこんなに時間に追われる仕事だとは考えていなかったので驚きました。まだまだご迷惑をおかけすることもありますが、頑張って仕事を覚えていきたい」という。
水口さんは元バスガイドという経歴を持つ。「一度は事務職をやってみたかった」というのが転職の理由。「先輩が優しく教えてくれ、プライベートでもよくしてくれます。毎日会社に来たくなるような雰囲気」という。野國さんも「社内はアットホーム」という。
「上司から『もうちょっとやってみよう』と言われ、いままでは自分で限界を決めていたことに気づかされました」と野國さん。水口さんも「もっともっと仕事を覚えて、人に教えられるようになりたい。まだまだわからないことも多く、周囲に迷惑をかけていますので…」と、仕事に前向きに取り組んでいる。
運送会社に勤めているだけあって「クルマの運転が好きで、友達と遊びにいくときでも率先して運転する」という野國さんと、「運転はこれから練習します」と笑う水口さん。職場の同僚とはプライベートでも仲がよく、「ケーキのおいしいお店に連れて行ってもらいました」と話す水口さん。
今後の目標について、野國さんは「退社した元同僚からも『ダイセーが一番よかった』という話をよく聞きます。これからも同じように仕事をしていきたい」とし、水口さんは「これからも頑張っていきたい」と、決意を新たにした。

「お褒めの言葉」がやりがい | ダイセー倉庫運輸 乾繁子さん

創業以来、「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」をビジネススタイルとし、合成樹脂や合成ゴムなどの保管、荷役、流通加工をメーンに行っているダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の取り扱い部門であるJ-NAVI(ジェイ-ナビ)チームで働く、乾繁子さんは、勤続11年のベテラン従業員。現在は、小牧から九州までをカバーする西日本エリアを任されており、日々帰り便を専門に貨物情報と物流(トラック)情報を結びつけている。
通常よりも車両を見つけにくい帰り便を取り扱っていることもあり、乾さんも「車両を探している時は、電話を両手に持ちながら話している。慣れるまでは大変だった」と振り返る。
乾さんの責任感や誠実さには定評があり、執行役員の加藤進人事総務部長も「乾さんの仕事は、交渉スキルはもちろん、手配の際の地理情報や貨物情報などの知識、さらには自身の信用や人的魅力が必要。入社当時から誠実で言葉遣いも丁寧だったが、多岐にわたる業務をこなしながらも時代の変化に合わせて進化するすごい人物。まさにウチの顔」と大絶賛している。
仕事に特に気を配っている点は、「J-NAVIチームは電話だけのやり取りなので、思いが正確に伝わるように注意しなければならない。良い印象を持ってもらえるように、第一声から元気よく話している」と話し、「『あなたの声が聞けると元気が出る』と言ってもらえた時が、この仕事についていて良かったと実感できる瞬間」とやりがいを感じており、「くじけそうになることもあったが、その度にお客様からお褒めの言葉に励まされ、今までやってこられた」と話す。
今後の抱負について「これからもJ-NAVIチームに期待される価値を提供できるよう努力していきたい。信頼を獲得できるように日々努力、勉強」と力を込めた。

面接で15年ぶりの再会 | ダイセー倉庫運輸 萱野圭子さん

ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の千葉営業所に勤務する萱野圭子さん。毎日、4トンに乗車して樹脂の配送に従事している。
萱野さんは昨年7月から同営業所で働き始めたが、なんとそこでは15年振りの再会があった。
愛知県清須市で生まれ、岐阜県可児市で育った萱野さんは高校を卒業後、ドライバーとして地元の運送会社に就職する。それが今の会社だった。高校にきた同社の求人に応募したが、当時は女性でドライバーを選ぶ人は萱野さん以外のほかにいなかった。「ガソリンスタンドでアルバイトをするうちに、自分でも車を運転したくなり、ドライバーとして働きたくなった」と振り返る。
18人の同期とともに同社に入社するが、その同期の1人が、萱野さんが勤務する千葉営業所の伊藤秀章所長だ。15年ぶりに面接で顔を合わせたという2人は、再会に驚いたというが、「変わっていないので、お互いにすぐに分かった」と口をそろえる。
萱野さんは同社に入社後、5年で退社し、一度同社を離れたが、2年前に夫の地元である千葉へ引っ越してきたという。
そして昨年、同社千葉営業所の求人を見つけ応募したことで、15年振りに同社に戻ることになった。
「楽しい」と毎日の充実ぶりを話す萱野さんは、トラックに乗るのが趣味で、「毎日運転していても飽きることなく、天職だと思う」と笑う。
現在は、大型免許の取得に挑戦中だ。取得できれば、「大型にもチャレンジしたい」という萱野さんは、「自宅のある千葉から実家の岐阜を行き来するような、そんな仕事に携われれば嬉しい」と、大型への乗車に、夢を膨らませている。

「指導」よりも「見守る」 | ダイセー倉庫運輸 松山秀美さん

「会社の昔からの顔です」とダイセー倉庫運輸(愛知県小牧市)の恩田航取締役が紹介するのは、20年前に入社した松山秀美さん。前職では経理を経験し、入社当初は本社の受付、現在は受付と並行して担当荷主との応対を積極的にこなしている。
総務グループの青木美佳さんは「会社の母。若い社員から相談を受けたりして慕われていますし、退職されるドライバーさんから、松山さんに『今までありがとう』と伝えてくる人もいますよ」と、松山さんの人柄を説明し、恩田取締役は「芯が強くてマイペース。仕事にもそれが生かされている」と評価する。
「会社が嫌だと思ったことはない。働いている皆さんいい人です。人に恵まれたので会社も長く続けることができた」と、笑顔で会社に対する思いを語る松山さん。入社のきっかけは、トラックに描かれていた「土日休み」のステッカーを見たことで、「子供を養っていく上でライフスタイルが一致した」。現在は親の介護をしており、「その時にやれることを、前向きに、今を頑張るのみ」と、芯の強さが垣間見える返答をしてくれた。
若い社員と接する際に大事にしていることは「指導をするというより、若い子たちを見守ること。できる限り、時間のある時はコミュニケーションを図り、若い社員の目線に立つことを意識しています」と、保護者のような視点を大事にしている。自分が分からないことや、若い社員が得意なことは逆に教えてもらうなど、職場では「教え、教えられ」の相互関係を構築している。
入社当時を振り返って「みんな忙しかったが、誰かの仕事を手伝うという風潮がなく、手を出すと逆に怒られた。それでも、他の人の仕事を小さいことから覚えていくようにした。今では、手の空いている人は仕事を手伝っているし、働きやすい環境に整備されてきている」と語る。
趣味は山登りやジョギングで、6キロの距離を自転車通勤するなど健康維持を意識している。

今度は自分が後輩の支えに | ダイセー倉庫運輸 平野由華さん

ダイセー倉庫運輸(吉田憲三社長、愛知県小牧市)の衣浦物流センターに所属している平野由華さんは、同社の産休・育休制度を活用しながら、仕事と自身のライフスタイルを確立している。
高校を卒業後、同社に事務職として入社。現在、倉庫業務を中心に、入出庫管理や伝票処理、取引先との電話応対などに従事している。
4年前に結婚した平野さんは、現在2児の母の顔も持つ。これまでは、結婚や出産を契機に退職する女性社員がほとんどであったが、同社では平野さんが先駆的に産休・育休制度を使った社員である。「入社してからの歴代のセンター長が、産休や育休を取得することに理解してくれた。また、職場の人間関係も良いので、皆さんに助けられている。こうやって戻る場所があるのも、会社の理解と家族の支えがあってこそ。本当に感謝している」と口にする平野さん。自身が制度を利用することで今後、同僚らの産休・育休活用が促進されることにつながる。また、同社としても積極的に、制度の活用を推進するとしている。
同社の恩田航取締役は、「私が、ここの物流センター長時代に平野さんが入社してきて、今日まで成長してくれたと感じている。後輩にも的確にアドバイスするなど、真面目で誠実に業務を遂行してくれている」と評価。衣浦物流センターを支える一員として、さらなる活躍を期待している。
平野さんが入社した当時、仕事やプライベートな悩みなど、公私にわたって世話になった先輩社員の存在が、平野さんの人生にも大きくかかわっている。「入社した当時を振り返ると、業務のことも社会人としてもわからないことばかりでしたが、先輩社員に支えてもらい乗り切れた。今後は私自身がそのような存在となって、後輩を育成していければ」と力を込める。
職場環境の重要性を誰よりも実感している平野さんが、センターの華となり周囲に笑顔を届ける。